第15章第10節(支保工)
土木工事安全施工技術指針
掲載版 令和8年3月このページ
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第10節 支保工
1. 一般的事項
(1)支保工は,地質,地層,湧水,亀裂,浮石の状態並びに掘削の方法に応じた堅固なものであること。
根拠: 安衛則391
(2)地山の弛みを少なくするため,掘削後ただちに吹付けし,すみやかに支保工の施工を行うこと。
(3)点検者を定め,毎作業日及び震度4以上の地震の後,部材の異常,脚部の沈下の有無について点検し,常に危険のないように補修すること。
根拠: 安衛則396
(4)坑口及び必要な部分には,やらずを設けること。
根拠: 安衛則394
2. 鋼アーチ支保工
(1)トンネル支保工は,標準図に従って,同一平面内に建込み,脚部には沈下防止用に皿板等を用いること。
根拠: 安衛則392,393,394
(2)建込み間隔は1.5m 以下とし,支保工間は継ぎボルト等を用いて強固に連結すること。
根拠: 安衛則394
(3)支保工を建込む時には,落盤・肌落ちの点検,浮石の除去,当り取り等を行った後,落石等に注意しながら作業し,必要により監視員を配置すること。
根拠: 安衛則384
(4)鋼アーチ支保工にあってはアーチ作用を十分に発揮させるため,地山とのすきまをくさび等で当りをつけ行うこと。
根拠: 安衛則394
(5)鋼アーチ支保工間は,継ぎボルト及び継ぎばり等を用いて強固に連結する。
根拠: 安衛則394
3. 吹付コンクリート
(1)支保工としての十分な強度を確保するため,示方配合に基づき,吹付材料,練り混ぜ方法,吹付機械,吹付方法等,現場の状況に合わせた施工方法を決定すること。
(2)地層がルーズな場合や,湧水のある場合等,予想外の条件にも効果を発揮するような対策を考慮すること。
(3)切羽の自立時間が短く,肌落ちが著しいとき又は土圧があるとき等,状況に応じて補助工法も含めた対策を講じること。
4. ロックボルト
(1)吹付コンクリート完了後,すみやかにロックボルトを打設すること。
(2)効果を十分に発揮させるため,地質に応じたボルトを選定し,せん孔時は,位置,方向,深さ等について正しく施工すること。
(3)せん孔後,孔内のくり粉を除去し,地山とロックボルトが十分に付着するように努めること。
(4)ボルトは,ベアリングプレートを介して,緩みのないように十分締付けること。
5. その他支保工
根拠: 安衛則390
使用する矢板等は,地質,土圧等必要に応じた強度を有し,著しい損傷,腐食等の欠点のないものであること。
6. 計測管理
安全に掘削するため,施工方法に応じて内空変位及び地山の挙動等の計測を行い,計測の結果に基づいて必要に応じて安全な工法への変更に活用を図ること。