無人航空機の飛行の安全に関する教則
6.4.1(夜間飛行)
〔一等〕
(1) 夜間飛行の運航
夜間飛行は、機体の姿勢及び方向の視認、周囲の安全確認が昼間(日中)飛行と比較し困難となる。
夜間飛行においては、原則として目視外飛行は実施せず、機体の向きを視認できる灯火が装備された機体を使用する。操縦者は事前に第三者の立入りの無い安全な場所で、訓練を実施すること。離着陸地点を含め、回避すべき障害物などには、安全確保のため照明が必要である。
(2) 夜間飛行のリスク軽減を図るための対策と提案〔一等〕
夜間飛行において、リスク軽減を図るための検討要素の例として、以下の項目が挙げられる。
⚫ 操縦者は、夜間飛行の訓練を修了したものに限定する。
⚫ 夜間における機体灯火の視認可能範囲など、飛行範囲を明確にする。
⚫ 操縦者と補助者の連絡方法の有効性を確認する。
⚫ 飛行経路下を飛行管理区域に設定する。
⚫ 第三者が出現する可能性が高い地点の特定と対応方法を検討する。
⚫ 離着陸を予定している場所、回避すべき障害物、緊急着陸予定地点を視認可能とする。
(3) 夜間飛行におけるリスク軽減策を踏まえた運航の計画の立案の例〔一等〕
夜間飛行において、リスク軽減策を踏まえた運航計画の立案の際に留意するべき要素の例として、以下の項目が挙げられる。
⚫ 夜間飛行においては、目視外飛行は実施せず、機体の向きを視認できる灯火等が装備できる機体を使用し、機体の灯火が容易に認識できる範囲の飛行に限定する。
⚫ 飛行高度と同じ半径内に第三者が存在しない状況でのみ飛行を実施する。
⚫ 離着陸を予定している場所、回避すべき障害物、緊急着陸予定地点を照明の設置等により明確
にするとともに、機体が視認できるようにする。
⚫ 飛行経路全体を見渡せる位置に、無人航空機の飛行状況及び周囲の気象状況の変化等を常に監視できる補助者を配置し、補助者は操縦者が安全に飛行させることができるよう必要な助言を行う。
⚫ 第三者が出現する可能性が高い地点には、補助者を配置する。
⚫ 操縦者と補助者は常時連絡が取れる機器を使用する。
⚫ 補助者についても、機体特性を十分理解させておく。