無人航空機の飛行の安全に関する教則
4.1.2(回転翼航空機(ヘリコプター))
(1) 機体の特徴
回転翼航空機(ヘリコプター)は、垂直離着陸、ホバリング、低速飛行が可能であるが、これには大きなエネルギー消費がともない、風の影響を受けやすい。同じ回転翼航空機であるヘリコプター型とマルチローター型で比べると、ヘリコプター型は1組のローターで揚力を発生させるため、回転翼航空機(マルチローター)に比べローターの直径が大きく、空力的に効率良く揚力を得る事が出来る。
回転翼航空機(ヘリコプター)においては以下に示すような機構が必要であり、構造的に複雑となっている。
⚫ ローターの回転面を傾けたり(機体を前後左右に運動させる場合)、ローターピッチ角を変えたり
(上昇・降下させる場合)するために必要な機構(スワッシュプレート等)
⚫ ローターの反トルクを打ち消したり、向き(ヨー方向)を変える操縦に用いたりするテールローター
(2) 大型機(最大離陸重量25kg 以上)の特徴
回転翼航空機(ヘリコプター)において最大離陸重量25kg 以上の大型機では慣性力が大きく操舵時の機体挙動が遅れ気味になるため、特に定点で位置を維持するホバリングでは早めに操舵することが必要となる。また一般的に小型の機体よりエンジン騒音やローター騒音が大きくなる。